#696  熱海の土石流災害で思ったこと。

頭の中

先日、熱海で大規模な土石流が発生しました。

熱海は温泉地・観光地として大変有名ですが、切り立った斜面に多くの家屋が並んでおり、大雨災害の時には土砂崩れの危険もありました。
今なお、行方不明者の捜索に全力を挙げている自衛隊のニュースが、毎日のように流れてきます。

被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。

こうした時に、地学的・地理学的観点から土石流の原因を究明することになります。
小学生や中学生で、「地形図」を学習しますが、やはり等高線の読み方で苦戦している生徒もいます。
「尾根」と「谷」はどのように等高線が走っているのか、地形図によって線と線の間は何メートルなのか、など、地理学習の基本とも言えるべき内容が定着していないのも事実です。

その原因としては、GoogleEarthの開発や、カーナビの発達などが挙げられるでしょうね。
別に地形図を読まなくても、スマホからパソコンから一発で自分の家の周囲の様子が分かりますからね。

しかし、地形図をなぜ学習するのかを、自らの指導経験を踏まえて考えると、
その地域がどのように発達・発展してきたのか」ということだろうと思います。

そうすると現在の地形図以外にも、昔の地形図を読み解いていく勉強もしなければなりません。
実際に模試や高校入試でもよく出題されています。

「昔に比べると田が減り、工場に変わっていった」とか、「それまでなかった高速道路や鉄道が開通し、交通の便が良くなって物流がスムーズにいくようになった」とか、いろいろ読み取れるはずです。

何のために地形図を学習するのか、もっと広げれば何のために地理を勉強するのか。

熱海の土石流災害を教訓に、改めて考えさせられました。

創心館住之江校
この記事を書いた人
藤井宏昌

宣言します。塾・予備校講師・私学教員の経験で蓄積してきたノウハウを、思う存分子供たちに伝えます。子供たちが「これが分かった」「点数が伸びた」という喜びを一緒に味わえるよう、全力で指導します。どこにも負けないプライドをもって、私も日々勉強します。
一緒に力をつけていきましょう。

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