#685 丸暗記で数学を勉強するのはやめましょう。

ある日の教務

こんにちは。

昨日は社会科の話をしましたが、今日は数学について書きましょう。

創心館に入社してから、数学を担当するようになりましたが、社会科と数学は似ているところがあるなと思うんです。

それは、「社会科も数学も丸暗記ではどうしようもない」ということです。

一つの問題があって、その内容を整頓して、式を立てて計算する。

「どうしてそのような式になるのか」
「どの考え方を使うとその数字が出てくるのか」

なぜ」にとことんこだわったこのプロセスは、社会科の歴史と同じようなものなんです。

中学3年生の集団授業は、そろそろ平方根が終わって二次方程式へと入ります。
とはいえ、乗法公式や因数分解の基本的なことが分かっていなければ、二次方程式など解けるはずもありません。

「乗法公式を丸暗記すれば何とかなる」「因数分解は乗法公式の逆にあてはめれば誰でも解ける」なんていう指導は、まったくもってナンセンス極まりないと思いますね。
二次方程式の解の公式というのがありますが、テスト中に忘れたらどうするんでしょうね。
(授業の中では、平方完成を使って公式を導出するところまでやりますが)

「かけていくつ、たしていくつ」の因数分解なんて、組み合わせが無限にありますから、単なるあてはめで解けるなんて思いません。
たいてい、式の展開や因数分解で点数を取れていない生徒は、公式丸暗記に頼ってしまって、ちょっと手を変えられるともうお手上げ状態になる。

こういうことを授業の中で伝えた上で、乗法公式がどのように生まれたのかというプロセスを大事にしています。
たった一つの例題に、まるまる時間を使うことだってあります。
僕は、集団授業で中学生全学年の数学をやっているので、常にそうした指導を心がけています。

プロセスをきちんと把握した上で、あとは練習を積み重ねるしかありません。

僕は「分からない」「できない」「点数が取れない」ことを責め立てるつもりは毛頭ありません。
勉強の目的は「できるようになる」ことです。
教員が言ってはいけない言葉の一つとして「こんなんも分からんのか」「こんなんもできないのか」というのがあります。駆け出しのころに先輩の先生から教えて頂きましたが、今もそれを守り続けています)

できるようになることで成功体験を積み、「もっとやりたい」という気持ちにさせることが指導者の役割なんです。

それを「数学も丸暗記でいけるから」というのは、どう考えても無責任だと思いますが、どう思いますか?

創心館住之江校
この記事を書いた人
藤井宏昌

宣言します。塾・予備校講師・私学教員の経験で蓄積してきたノウハウを、思う存分子供たちに伝えます。子供たちが「これが分かった」「点数が伸びた」という喜びを一緒に味わえるよう、全力で指導します。どこにも負けないプライドをもって、私も日々勉強します。
一緒に力をつけていきましょう。

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