#395 【連載2】社会科学習の心構え

ある日の教務

こんにちは。藤井です。

連載の前に、昨日の個別指導の様子から。


中学2年生の社会科、特に歴史的分野の復習をやっていきましたが、何をどう覚えていけばいいのか、改めて確認する絶好のチャンスですから、僕の腕の見せ所ですね。

色ペンの書き込みは、僕の書き込みです。
僕がうらやましいくらい、この生徒、めっちゃ字がきれいですよね!

「合ってたー!やったー!」という表面的な指導ではありませんよ。
やりっぱなしでは力がつきませんので、宿題だけではなく、必ず次の時間にチェックテストをすると伝えています。復習がどれほどできているかでほぼ決まりますので、手を抜くことはありません。

中学3年生の集団指導でも、しつこく言っていかなければいけないんですけどね。


【社会科学習の心構え】
これは今までいやというほど書いてきたんですけど、まだまだ誤解されているところもあるので、しっかり書きたいと思います。
今日はちょっと辛口になりますよ。

①用語の暗記「だけ」では無理
「社会科なんて、用語さえ丸暗記しておけば何とかなる」というのをいまだに聞くんですが、僕は「本当にそれでいいの?考え古くない?卑弥呼さんが聞いてもそりゃ古いって答えるよ」と返事するしかありません。
その証拠は、入試問題を見れば分かります。
地理はデータ分析の問題があり、歴史は年号では判別できない並べ替えの問題があり、公民は資料から何が分かるのかを指定語句を使って記述させたり…。
これらを用語の暗記「だけ」で済ませようというのですからね。取れるわけがありません。
取れる方法があれば、ぜひ教えて下さいませ。
もちろん、用語の正確な意味は押さえておかないといけないんですが、それだけをもって社会科の勉強というには、非常に抵抗がありますね。
社会科は、地理・歴史・公民の三種類の教科書がありますが、これらは有機的につながっていて、それぞれ単独で動いているわけではありません。特に中学3年生には授業を通して伝えていく必要があります。


②学習マンガは役に立つか?
これなんかは賛否両論分かれるところです。
実際、歴史は学習マンガから入って好きになった、得意になったという人もいるでしょうから、一概に否定はできません。僕の考えとしては、興味関心を抱かせる材料にはなるけれども、現実問題として入試問題をそれだけで解けるのかというと、必ずしもそうではないことは明確にしておきましょう。
ある進学校の校長先生の言葉で、「最近の子はマンガも読まなくなった」というのが印象的でした。教科書の表現が難しいのであれば、せめてマンガで理解してほしいというメッセージなのでしょう。でも、教科書の内容をどれほど伝えることができるかは、指導者の腕にかかっているのですが…。


③とにかく問題にあたれ
社会科で点数を取っている生徒に共通しているのは、とにかく問題の量を増やしていろいろな問題に挑戦していることです。
問題から出題の傾向を把握し、何を優先的に押さえておかなければならないかを自分で理解しているんです。
テスト前に学校のワークの答えを丸暗記する勉強ではなく、とにかく反復してすべて解けるまで理解しているんです。
一番まずいのは、手元にある学校のワークも満足もできないのに、「どんな参考書がいいですか?」と聞いてくることです。世の中にある参考書はどれもすばらしいものばかりです。僕が評価するのも失礼にあたるくらいです。
まあ、参考書を丸暗記すれば何とかなるという人はさすがにいないでしょう(それこそ天照大神が聞いてもそりゃ古いって言いますよ)が、入試は問題を解きに行く場所ですからね。
入試問題を見て「あなたが大事だと思うところにマーカーで線をひきなさい」なんていう問題を見たことがありますか?
とにかく問題にあたることです。


④社会科は入試の大切な教科である
理科・社会は入試を左右する重要な教科と言ってもいいでしょう。
英語とか数学に比べると、「社会科は11月から始めても丸暗記で何とかいけるから」という意識が蔓延しているのは、非常に残念なことです。社会科の勉強にあてる時間をせめて週3日はとってほしいくらいです。
3月から始めた人と、11月からやっとこさ始めた人とでは、大きな差がつくのは当たり前です。

この春期講習会で社会科を受講している生徒は、集団・個別を問わず、かなり多くの問題量を演習してもらっています。復習が中心ですので「思い出す」ことをテーマに演習を積み重ねています。
最初に紹介した昨日の生徒も、次の社会科の授業まで時間がありますので、少し多めの宿題を出しています。

専門領域ですので、多少辛口のお話になったかも知れませんが、現実はそうなんですよね。
また、いろいろと書いていきます。
今日はこのへんで。

明日3月29日(日)は、住之江校は完全休校日になっています。
自習もできませんのでよろしくお願いします。

創心館住之江校
この記事を書いた人
藤井宏昌

宣言します。塾・予備校講師・私学教員の経験で蓄積してきたノウハウを、思う存分子供たちに伝えます。子供たちが「これが分かった」「点数が伸びた」という喜びを一緒に味わえるよう、全力で指導します。どこにも負けないプライドをもって、私も日々勉強します。
一緒に力をつけていきましょう。

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