こんにちは。藤井です。
先日、「八幡製鉄所」という名称が消えるというニュースを目にしました。
どうやら、「九州製鉄所八幡地区」となるようです。
そこで思い出すのが、八幡製鉄所が作られた経緯ですね。
日清戦争に勝利した日本は、下関条約で多額の賠償金を清から獲得し、原料を輸入するのに便利な北九州に巨大な製鉄所を建設しました。

教科書にも載っている写真ですね。
人間の大きさから考えると、当時としては世界でも有数の製鉄所となりました。
この中に伊藤博文がいるんですよね。
「八幡製鉄所」という用語だけで、どのくらいの内容が引っ張り出せるかですね。
北九州に建設したことから、北九州工業地帯の話に持っていける。
日清戦争が出たので、日露戦争までの話もできる。
九州地方の話から、シリコンアイランドの話もできる。
本当に無限につながります。
もちろん、授業ではすべてを話することはできないんですけれども、
ちょいちょい授業で触れていく程度ならいいのかな、なんていうことを考えております。
生徒には日ごろから、「つながり」を大事にしていかなければならないと伝えています。
丸暗記ではなく、つながりを大切にする意識をもって勉強してほしい。
授業でも「この用語の意味を説明してみて」と問いかけます。
そうしたことの繰り返しなんですね。
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