#312 『覚える「だけ」で何とかなる』という意識は、はっきり言って役に立たない

ある日の教務

こんにちは。藤井です。

このブログを読んで下さっている、全国の中学生・高校生の皆さんへ。

以前にも書いたことなんですが、もう一度書きたいと思います。
テストが近づいてくるたびに見られる風潮ですので、意識を変えてもらうためにも、あえて書くことにします。


2学期の中間テストが近づいてきました(学校によってテスト日程は異なりますが)。

学校のワークなどの宿題を終えて安心するのではなく、
コピーして何周もやったり、
対策冊子で様々な出題パターンを刷り込むことが大切になります。

早い人は宿題を済ませて、対策冊子の2周目に入っている生徒もいるんですが、学校によって分量も違いますから、目安は1週間前に終わらせることを意識しています。


ただ。それだけでいいのか。


社会科の用語の意味とか歴史の因果関係を無視して丸暗記に走り、結局点数に結びつかないこともありますからね。

それを防ぐためにも、自分の言葉で説明する練習は絶対必要です。

僕も長いことやっているんですが、板書のスタイルや説明の仕方を変えることはあっても、
『覚える「だけ」で何とかなる』という意識を多くの人が持っていることには、到底納得がいきません。

覚えた知識を使えるようにしないと、はっきり言って時間の無駄になりますよ。

宗教改革はなぜ起こったか、説明できますか?

ルネサンスがなぜ栄えたか、説明できますか?

冷戦について、全部説明できますか?

グローバル化とは何か、説明できますか?

オーストラリアの特徴について、すべて説明できますか?

東アジアの農業や工業の特徴について、説明できますか? 

西岸海洋性気候と地中海性気候の違いについて、農業もからめて説明できますか?


一問一答も結構ですが、
穴埋め用語を赤シートで隠すのも結構ですが、
高校入試で求められているのは、こうした事象の説明力なんです。

一問一答でも、答えを説明できるようにならないと全く意味をなしません。

「そこまではとても無理や、時間ないし」と思っているうちは、
社会科で納得できる点数は取れませんよ。


高校生でも同じことですよ。

シロッコ・フェーン・ミストラル・やませ・貿易風・季節風・偏西風の違いが、すべて明確に説明できるか。

平安時代の政治の推移について、違いを明確にして説明できるか。

核軍縮の条約と、米ロ間の軍縮条約を比較して、すべて説明できるか。

イスラム教の成立・正統カリフ時代・ウマイヤ朝・アッバース朝まで、すべてよどみなく説明できるか。​


「私立大学の入試なんかは記号問題が多いからノリでいけるって」
「丸暗記しといたら何とかなるって」という人をたまに聞きますけど、僕の経験値から言えば、確実に詰みますよ。

関西学院大学の日本史の正誤判定問題なんかでは、用語だけの知識では詰みます。
なぜその選択肢が違うのか、根拠をもとにした正確な判断力が要求されるからです。

関西大学の日本史は記号問題に置き換わりましたけど、それでも説明ができないと正解を選びにくい選択肢ばかりです。
空欄補充問題では、ストーリーとしてとらえておかないと迷いまくります。


『覚える「だけ」で何とかなる』。
『暗記「だけ」で何とかなる』。

そんなのは役に立ちませんし、アドバイスになっていませんよ!!!

心しておいてほしいと思います。

創心館住之江校
この記事を書いた人
藤井宏昌

宣言します。塾・予備校講師・私学教員の経験で蓄積してきたノウハウを、思う存分子供たちに伝えます。子供たちが「これが分かった」「点数が伸びた」という喜びを一緒に味わえるよう、全力で指導します。どこにも負けないプライドをもって、私も日々勉強します。
一緒に力をつけていきましょう。

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